7歳以上でも入れるペット保険を徹底比較。シニア犬の医療費実態と、補償内容・保険料・年齢制限から最適な保険の選び方を解説します。
シニア犬にペット保険が必要な理由
犬は7歳を超えると病気のリスクが急上昇します。アニコムの調査(2025年)によると、10歳以上の犬の年間医療費は平均12万〜18万円。若い頃の約2〜3倍に膨れ上がります。
特にシニア犬に多い疾患の治療費は高額です。
| 疾患 | 治療費の目安 | | --- | --- | | 僧帽弁閉鎖不全症(心臓病) | 年間10万〜30万円 | | 椎間板ヘルニア手術 | 20万〜50万円 | | 腫瘍摘出手術 | 10万〜40万円 | | 腎臓病の継続治療 | 月1万〜3万円 | | 白内障手術 | 片目20万〜40万円 |
健康診断ガイドでも解説していますが、シニア犬は半年に1回の検診が推奨されます。保険があれば、費用を気にせず早期発見・早期治療に踏み切れます。
シニア犬のペット保険を選ぶ5つのポイント
1. 新規加入の年齢上限
ほとんどの保険は7〜8歳が新規加入の上限です。ただし一部は10歳以上でも加入可能。今すぐ検討しないと選択肢がなくなります。
2. 補償割合(50% vs 70%)
通治療費の50%または70%を保険がカバーします。シニア犬は通院頻度が高いため、70%補償がおすすめ。月々の保険料差は1,000〜2,000円程度です。
3. 通院・入院・手術のカバー範囲
「手術のみ」プランは保険料が安い反面、シニア犬で最も多い通院費用がカバーされません。通院・入院・手術フルカバーを選びましょう。
4. 免責金額と日額上限
免責金額(自己負担額)が高いと、少額の通院では保険が使えません。日額上限が低いと高額治療時に足りなくなります。
5. 更新時の条件変更
加入後に病気になった場合、翌年更新時にその疾患が免責(補償対象外)になる保険もあります。更新条件は必ず確認してください。
おすすめペット保険5選【シニア犬向け】
1. アニコム損保「どうぶつ健保ふぁみりぃ」
国内最大手。全国6,600以上の動物病院で窓口精算できる利便性が最大の強み。
| 項目 | 詳細 | | --- | --- | | 補償割合 | 50% / 70% | | 新規加入上限 | 7歳11ヶ月まで | | 年間限度額 | 70%プラン: 84万円 | | 通院上限 | 1日14,000円 × 20日 | | 月額保険料(10歳小型犬) | 約5,500〜7,000円 | | 窓口精算 | ○(対応病院多数) |
2. アイペット損保「うちの子」
窓口精算対応で、通院から手術まで幅広くカバー。保険料と補償のバランスが良い。
| 項目 | 詳細 | | --- | --- | | 補償割合 | 50% / 70% | | 新規加入上限 | 12歳11ヶ月まで | | 年間限度額 | 70%プラン: 122.4万円 | | 通院上限 | 1日12,000円 × 22日 | | 月額保険料(10歳小型犬) | 約4,500〜6,500円 | | 窓口精算 | ○ |
シニア犬におすすめの理由: 12歳まで新規加入OK。高齢で保険を探している飼い主にとって貴重な選択肢です。
3. PS保険(ペットメディカルサポート)
ネット専業ならではの保険料の安さが魅力。補償内容も充実しています。
| 項目 | 詳細 | | --- | --- | | 補償割合 | 50% / 70% / 100% | | 新規加入上限 | 8歳11ヶ月まで | | 年間限度額 | 100%プラン: 110万円 | | 通院上限 | 1日10,000円 × 20日 | | 月額保険料(10歳小型犬) | 約3,500〜5,500円 | | 窓口精算 | × |
注目ポイント: 100%補償プランがある珍しい保険。治療費を全額カバーしたい方に向いています。
4. SBIいきいき少短「SBIのペット保険」
保険料が業界最安水準。必要最低限の補償で費用を抑えたい飼い主向け。
| 項目 | 詳細 | | --- | --- | | 補償割合 | 50% / 70% | | 新規加入上限 | 11歳11ヶ月まで | | 年間限度額 | 70%プラン: 70万円 | | 通院上限 | 制限なし(年間限度内) | | 月額保険料(10歳小型犬) | 約2,800〜4,500円 | | 窓口精算 | × |
シニア犬におすすめの理由: 11歳まで新規加入OK+通院回数制限なし。慢性疾患の多いシニア犬に使いやすい設計です。
5. 楽天ペット保険「スーパーペット保険」
楽天ポイントが貯まる。楽天経済圏のユーザーにとってメリットが大きい。
| 項目 | 詳細 | | --- | --- | | 補償割合 | 50% / 70% | | 新規加入上限 | 10歳11ヶ月まで | | 年間限度額 | 70%プラン: 115.5万円 | | 通院上限 | 1日15,000円 × 22日 | | 月額保険料(10歳小型犬) | 約4,000〜6,000円 | | 窓口精算 | × |
年齢制限まとめ|何歳まで入れる?
| 保険会社 | 新規加入上限 | 更新上限 | | --- | --- | --- | | アニコム | 7歳11ヶ月 | 終身 | | アイペット | 12歳11ヶ月 | 終身 | | PS保険 | 8歳11ヶ月 | 終身 | | SBIいきいき少短 | 11歳11ヶ月 | 終身 | | 楽天ペット保険 | 10歳11ヶ月 | 終身 |
8歳以上で加入を検討するなら、アイペット・SBI・楽天の3択になります。
ペット保険の注意点
既往症は補償されない
加入前からの病気(既往症)は、ほぼ全ての保険で補償対象外です。健康なうちに加入するのが鉄則。シニア犬の介護費用を見て、将来の出費をイメージしておきましょう。
待機期間がある
加入から補償開始まで30日〜90日の待機期間があります。病気の待機期間は30日、がんは90日が一般的。
予防医療は対象外
ワクチン・フィラリア予防・健康診断・歯石除去は補償対象外です。これらは自費で計画的に予算を確保してください。
犬種・年齢別の保険料目安
| 年齢 | 小型犬(50%) | 小型犬(70%) | 大型犬(70%) | | --- | --- | --- | --- | | 7歳 | 2,500〜4,000円 | 3,500〜5,500円 | 5,000〜8,000円 | | 10歳 | 3,500〜5,500円 | 4,500〜7,000円 | 7,000〜11,000円 | | 13歳 | 4,500〜7,000円 | 6,000〜9,000円 | 9,000〜14,000円 |
※月額・税込の概算。犬種・プランにより異なります。
まとめ
シニア犬の保険選びは**「年齢制限」と「通院補償」**がカギ。高齢になるほど選択肢が狭くなるため、迷っているなら早めの加入をおすすめします。
- 利便性重視 → アニコム(窓口精算が圧倒的に楽)
- 高齢で加入したい → アイペット(12歳まで加入OK)
- 保険料を抑えたい → SBIいきいき少短(業界最安水準)
- 手厚い補償 → PS保険(100%補償プランあり)
保険と合わせて、関節ケアやサプリメントで日頃の予防も欠かさず行いましょう。病気を防ぐことが、結局いちばんの節約になります。
シニア犬ケアナビ 編集部
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